ヤクルト 田口麗斗 推定3年総額5億5000万円で契約更改

プロ野球、ヤクルトで抑えを務め、今シーズン取得したFA=フリーエージェントの権利を行使せずに残留することを決めた、田口麗斗投手が、推定で3年総額5億5000万円で契約を更改しました。

プロ10年目の田口投手は、今シーズン、チーム事情から自身のキャリアで初めて抑えを務め、リーグ2位となる33セーブを挙げました。

田口投手は今シーズン、国内に限ったFAの権利を取得し、その動向が注目されていましたが、権利を行使せずヤクルトに残留することを決めていました。

田口投手は26日に都内の球団事務所で交渉し、いずれも推定で、今シーズンのおよそ2倍となる年俸1億7500万円に出来高払いを加えた、3年総額5億5000万円で契約を更改しました。

田口投手は「今シーズンはチームもBクラスで、自分の成績もセーブ王を逃し、悔しい1年だった」と振り返りました。

そして「セーブ王を取ってチームのリーグ優勝、日本一をもう一度味わいたいので、そこしか考えていない」と意気込みを話しました。

また、田口投手は更改後、報道陣の取材に対し、大リーグへの挑戦について「夢から目標に変わった」と話し、将来的な大リーグ移籍を視野に入れる考えを明らかにし、球団によりますと、3年契約の期間中でも海外FA権を取得した場合、球団と再交渉の場が設けられるということです。