辺野古沖の地盤改良工事 28日代執行で1月中旬に工事着手の方向

沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先になっている名護市辺野古沖の地盤の改良工事をめぐり、斉藤国土交通大臣は沖縄県に代わって工事を承認する代執行を12月28日に行うことを決めました。これを受けて防衛省は、2024年1月中旬に軟弱地盤のある大浦湾側での工事に着手する方向で調整を進めています。

普天間基地の移設先となっている名護市野古沖の地盤の改良工事をめぐり、沖縄県が、裁判所が命じた工事の承認を行わないことを決めたことから、斉藤国土交通大臣は、県に代わって工事を承認する代執行を12月28日に行うことを決めました。

これを受けて防衛省は、1月中旬に軟弱地盤のある大浦湾側で工事に着手する方向で調整を進めています。

すでに工事業者と契約を結ぶなど準備を進めていて、資機材の搬入などを行ったうえで、護岸の建設に必要な作業を始める予定です。

地方自治法に基づく代執行は初めてで、沖縄県の玉城知事が工事の中止や対話を求めている中、工事を進めることに沖縄県内での反発も予想されます。