土地相続の際の登記 2024年4月から義務化 法相 周知へ広報検討

所有者がわからないまま放置されている土地問題を解決するため、2024年4月から土地を相続する際の登記が義務化されることについて、小泉法務大臣は、周知が必要だとして、高齢の親がいる世代に向けた広報を検討する考えを示しました。

2024年4月から、土地を相続する際の登記が義務化され、怠ると10万円以下の過料を科される場合もあります。

一方、法務省がことし8月に全国の20歳以上の1万4000人余りを対象に行った調査では、土地を相続する際の登記が義務化されることを、▽聞いたことがあるがよく知らない、▽全く知らないと答えた人が、合わせて68%でした。

小泉法務大臣は記者会見で「認知度を上げていく必要がある。年末年始に親族で集まった際などに、相続したものの名義変更をしていない不動産がないか、気をつけてほしい」と述べ、高齢の親がいる世代に向けた広報を検討する考えを示しました。