“1円スマホ” あす規制強化 「過度な割引き 抑制期待」総務相

スマートフォンを極端な安値で販売するいわゆる「1円スマホ」に対する規制が27日から強化されます。松本総務大臣は会見で「過度な割引きが抑制されることを期待する」と述べました。

スマートフォンを極端な安値で販売するいわゆる「1円スマホ」をめぐっては、総務省が過剰な値引きが携帯電話料金の高止まりにつながっているなどとして、27日から値引きの対象や上限を見直し、規制を強化します。

すでに規制されている端末と回線契約のセット販売に加え、新たに端末単体の販売も規制の対象となります。

値引きの上限については、端末代金と回線契約などすべてを合わせた料金で、税込み最大4万4000円に見直されます。

これを受けて各販売店では、販売方法の見直しが行われることになります。

携帯電話料金の過剰な値引きに対しては、新規の契約者の獲得につながる一方
▽すでに契約している人が間接的に値引き分を負担している形となることや
▽転売目的の購入につながる課題も指摘されていました。

松本総務大臣は、26日の閣議のあとの記者会見で「今回の見直しによって過度な割引きが抑制されることを期待する。覆面調査などを通じて市場の公正な競争環境を確保すべく注視していく」と述べました。