横浜刑務所で集団食中毒 受刑者ら285人が下痢や腹痛の症状

12月、横浜刑務所の受刑者ら285人が下痢や腹痛の症状を訴え、保健所は、刑務所内の調理工場で作られた食事が原因の食中毒だとして、25日に調理業務の禁止を命じました。

横浜市保健所によりますと、12月20日から21日にかけて、港南区にある横浜刑務所で10代から80代までの受刑者ら285人が、下痢や腹痛などの症状を訴えたということです。

症状を訴えた人のうち6人の便からウエルシュ菌が検出され、保健所は、刑務所内の調理工場で作られ、20日に提供された食事が原因だとして、25日から再発防止策がとられるまでの間、調理業務をやめるよう命じました。

症状はいずれも軽く、これまでにほぼ回復していて、刑務所では当面、食事は弁当で対応するということです。

横浜市保健所は、調理した食事はなるべく早く食べるとともに、大量の食事を保管する際は、そのままの室温で置いたままにせず、小分けにして、すぐに冷やすよう注意を呼びかけています。