ロッテ 老朽化進む2軍施設 再来年春の決定を目標に移転検討へ

プロ野球、ロッテは老朽化が進むさいたま市の2軍施設について、再来年の春の決定を目標に移転の検討を進めることを明らかにしました。

さいたま市にあるロッテの2軍施設「ロッテ浦和球場」は1989年から使用されていて、これまで施設の老朽化のほか、トレーニング施設や選手寮の拡大の必要性が指摘されていました。

球団によりますと、チームの育成機能の強化を目的に本格的に移転の検討を進めるということで、来年から候補地を公募するということです。

千葉県内や茨城県南部など、千葉市にある本拠地のZOZOマリンスタジアムから車で1時間以内で、複数のグラウンドやトレーニング施設、選手寮など必要な設備を一体的に整備できること、地元住民や企業との連携ができること、地元自治体と連携して、20年や30年先を見据えて永続的に運営できる体制が作れることなどを重視するとしています。

再来年の春を目標に移転先を決定したいということで、高坂俊介球団社長は「ファーム施設はチーム・選手育成が主な役割だが、移転先では地域の方々と連携して地域活性や野球振興にも取り組めたらと考えている。多くの自治体の皆様と協議し、地域と千葉ロッテマリーンズの未来にとってよい選択ができればと考えている」とコメントしています。