ウクライナ軍 ロシア戦闘爆撃機撃墜を発表 “空爆回数が減少”

ウクライナ軍は24日、ロシアの戦闘爆撃機1機を撃墜したと発表しました。ウクライナは先週も3機の戦闘爆撃機を撃墜したとしていて、これによってロシア軍による空爆の回数が減っているとしています。

ウクライナ空軍は24日、東部マリウポリの周辺で、対空ミサイルシステムによってロシア軍のスホイ34戦闘爆撃機1機を撃墜したと発表しました。

ウクライナ空軍は先週22日にも3機のスホイ34戦闘爆撃機を撃墜したと発表していて、この時はゼレンスキー大統領が直接言及して、撃墜した部隊を称賛しています。

ウクライナ空軍の報道官は24日、この撃墜によってウクライナ南部でロシア軍による空爆の回数が減っているとの見方を示しました。

これに対し、ロシア国防省も24日、防空システムによってウクライナ軍の戦闘機などを含む4機を南部ザポリージャ州などで撃墜したと発表していて、双方が戦果を強調しています。

一方、ウクライナで、ロシアへの反発からこれまで旧暦に従ってロシアと同じ1月に祝ってきたクリスマスを12月25日に正式に変更したのに合わせて、ゼレンスキー大統領はビデオ演説を行い、「今、大切なのは家にクリスマスの装飾を施すことではなく、いかに家を守り、敵を追い出すかだ」と述べて、戦時下のクリスマスで改めて国民に結束を呼びかけました。