東京 リチウムイオン電池で火災 ことし最多に“適切に処分を”

2023年、都内でリチウムイオン電池が搭載された製品から出火した火災は160件余りと、これまでで最も多くなったことがわかりました。東京消防庁は大掃除の時期を控える中、適切に処分するよう呼びかけています。

東京消防庁によりますと、2023年12月20日までに、リチウムイオン電池が搭載された製品から出火した火災は都内で166件に上り、これまでで最も多くなりました。

▽パソコンやスマートフォンを分解してバッテリーを取り外そうとしたり
▽メーカー指定以外の純正品ではない充電器やアダプターを使って充電したりした際に出火したケースがあったということです。

このうち、充電中のビデオカメラ用のバッテリーから出火したときの映像では、火を噴いているバッテリーが落下したあと爆発し火花が飛び散る様子が写っていました。

また、リチウムイオン電池が通常のごみと一緒に捨てられ、ごみ収集車から出火するケースも相次いでいるということです。

東京消防庁は大掃除の時期を控える中、処分する際は取り扱い説明書や各自治体の回収方法をよく確認するよう呼びかけています。