ガザ “市民の命守るため年内での停戦を” 日本の支援団体会見

イスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区への地上侵攻が続く中、日本のNGOなどが会見を開き、十分な支援活動ができない状況だとしたうえで、市民の命を守るために年内での停戦を訴えました。

会見はガザ地区での支援活動を行ってきたNGOなど6つの団体が国内のおよそ160の団体の賛同を得て、25日、東京都内で開きました。

この中で、国際NGO「国境なき医師団日本」の金杉詩子さんは「市民への人道支援すら許されないガザの状況はこれまで紛争地で医療活動を行った医師から見ても越えてはいけない一線を越えている。医療活動が守られ、支援物資が届くような体制が必要だ」と現地の惨状を訴えました。

また、国際NGO「ピースウィンズ・ジャパン」の内海旬子さんは、「ガザから届く人々の悲鳴が大きくなっているのに、搬送中のリスクが大きく十分な支援物資を届けることができず、とても苦しく思っている。この戦闘を私たちだけで止めることはできず、世界に訴えて一刻も早い停戦を求めたい」と呼びかけました。

会見を開いた団体は、一刻も早い停戦を求めて今後、国会議員への働きかけや署名活動などを行っていくということです。