岸田首相 “国民から疑念持たれる事態招いていることは遺憾”

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題について、岸田総理大臣は東京都内で開かれた経団連の会合で、国民から疑念を持たれる事態を招いていることは遺憾だとして陳謝したうえで、信頼回復に努めていく考えを示しました。

この中で岸田総理大臣は「自民党の政策集団の政治資金をめぐる問題で国民から疑念を持たれる事態を招いていることは大変遺憾で、心からおわび申し上げたい」と重ねて陳謝しました。

そのうえで「国民の信頼あっての政治の安定であり、政治の安定あっての政策の推進だと改めて肝に銘じて対応していきたい」と述べ、信頼回復に努めていく考えを示しました。

一方、賃上げをめぐり、岸田総理大臣は「経済構造の移行のため、この30年間に積み上げてきた改革努力の成果が花開こうとしている。来年には新たなステージのドアを開けられるよう政策を総動員していく。経済界にも国内投資の加速やことしを上回る賃上げの実現に向け協力をお願いしたい」と述べました。