クリスマスケーキ崩れた状態で届く 高島屋“原因究明急ぐ”

大手デパートの高島屋がオンラインで予約販売したクリスマス用のケーキの一部が崩れた状態で届けられたことを受けて、会社は原因の究明を急ぐと説明しています。

高島屋がオンラインで予約販売したクリスマス用の冷凍のケーキで、購入した人の一部からケーキが崩れた状態で届けられたという問い合わせが相次ぎ、会社は24日、謝罪のコメントを発表しました。

会社によりますと、このケーキは外部のレストランの監修のもとで埼玉県羽生市にある菓子メーカーが製造・こん包し、ヤマト運輸が配送を請け負ったということです。

ケーキが崩れた原因について高島屋は、製造から配送までのどの段階で問題があったのか分かっていないとして究明を急ぐと説明しています。

一方、ヤマト運輸は「現在、関係各所を含めて輸送の状況について調査を行っている」としています。

高島屋によりますと、25日正午の時点で問い合わせがのべおよそ530件寄せられていて、配送日は23日と24日に集中していますが、問い合わせがあったのは広い範囲で一部の地域には限定されていないということです。

崩れた状態で届いた購入者には、返金のほか、可能な場合には商品を交換するなど個別の状況や要望に応じて対応しているとしています。

高島屋は「クリスマスケーキを楽しみにされていたお客さまにおいては、期待を裏切る形となり深くおわび申し上げます。お客さまには誠心誠意対応させていただくとともに、今回の件を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に努めます」とコメントしています。