千葉 成田山新勝寺で大しめ縄飾りつけ 参拝者迎える準備進む

ことしも残すところ1週間となり、千葉県の成田山新勝寺では大しめ縄の飾りつけが行われ、参拝者を迎える準備が進んでいます。

成田山新勝寺では、25日朝、およそ10人の職員が▽長さ6.6メートル、▽重さおよそ200キロもある大しめ縄を運び出し、大本堂の前でクレーン車でつり上げて高さ6メートルの木枠に飾りつけました。

大しめ縄は地元の農家から集めた2500束のわらを使って五穀豊じょうを願って2か月ほどかけて作られ、「照範じめ」と呼ばれる稲穂をつるしたような独特な形が特徴です。

作業をした寺の職員の秋葉文夫さんは「ことしは戦争などもあり世界平和を願いながら設置しました。来年がよりよい一年になるよう、たくさんの方に参拝してほしい」と話していました。

成田山新勝寺では、正月三が日にコロナ禍前と同じ300万人の参拝を見込んでいます。