“サンタクロース 追跡せよ” 米カナダ軍が今年も「特殊任務」

クリスマスにあわせ、宇宙空間を監視しているアメリカ軍などの司令部は、サンタクロースが世界中の子どもたちにプレゼントを届けながら飛び回る様子を追跡し、インターネット上で中継しました。

アメリカ軍とカナダ軍によるNORAD=(ノーラッド)北米航空宇宙防衛司令部は、ふだんはミサイルや航空機の警戒・監視などにあたっていますが、毎年クリスマスイブにサンタクロースを追跡する「特殊任務」を行っています。

特設のホームページではことしも、日本時間の24日夜から9頭のトナカイが引くそりに乗ったサンタクロースが北極を出発したあと、世界各地を飛び回って子どもたちにプレゼントを届ける様子が中継されました。

サンタクロースは日本時間の24日午後11時ごろには日本の上空に入り各地を飛び回りました。

また、ことしは技術的な問題でサンタの位置が一時、閲覧できなくなるアクシデントにも見舞われましたが、1時間ほどで復旧しました。

サンタクロースを追跡するこの「特殊任務」は、68年前に子どもがサンタクロースと話そうと間違い電話をかけたのがきっかけで始まり、ことしも1250人以上の兵士やボランティアが、世界中からの問い合わせにメールや電話で答えているということです。