イスラエル軍 ガザ地区北部ほぼ制圧もハマス側は激しく抵抗か

イスラエル軍は24日、新たに兵士8人が戦闘中に死亡したと発表しました。イスラエル軍はガザ地区北部をほぼ制圧したとしていますが、イスラム組織ハマスはゲリラ戦で、各地で激しく抵抗しているものと見られます。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラはガザ地区当局の話として24日、ガザ地区南部ハンユニスで住宅が攻撃され2人が死亡し、多数のけが人が出たと報じました。

攻撃を受けた地域は日本の支援で建設された住宅が建ち並ぶことから現地で「日本地区」と呼ばれ、毎年3月には東日本大震災の被災地の復興を願い、ガザの子どもたちによる、たこあげが行われてきました。

またパレスチナの通信社によりますと、ガザ地区では23日、北部ジャバリアやガザ市東部のシュジャイヤ地区でイスラエル軍が住宅に対して空爆や砲撃を行い、子どもを含む民間人が多数、死亡したということで、依然としてガザ地区北部でも激しい攻撃が続いています。

一方、イスラエル軍は24日、新たに8人の兵士がガザ地区の南部などで死亡したと発表しました。

イスラエル軍はガザ地区北部をほぼ制圧したとしたうえで、イスラム組織ハマスの指導部が潜伏しているとみて南部への攻勢を強めていますが、ハマスはいまもイスラエル側にロケット弾を発射し続けているほか、市街地でのゲリラ戦で激しく抵抗しているものとみられます。