LCCジェットスターの労働組合 一部従業員がストライキ

LCC=格安航空会社の「ジェットスター・ジャパン」の労働組合は、時間外労働の賃金の一部が未払いになっているとして、22日からパイロットなど一部の従業員がストライキを実施しています。期間は来月7日までで、会社は運航に影響が出ないよう努めるとしています。

「ジェットスター・ジャパン」の労働組合「ジェットスタークルーアソシエーション」は、時間外労働の賃金の算出方法に誤りがあり一部が未払いになっているなどとして、会社側と交渉を行ってきました。

交渉はまとまらず、労働組合は22日から一部の組合員による「指名ストライキ」を実施していて、期間は年末年始の期間を含む来月7日までとしています。

ストライキに賛同する機長と副操縦士、客室乗務員は合わせておよそ60人で、22日は、機長3人と副操縦士の1人がストライキを実施しているということです。

会社によりますと、22日は代替の要員を確保できたため運航に影響はないということです。

労働組合は「お客様にご迷惑をおかけして申し訳ありません。賃金を支払うといったコンプライアンスが守られなければ安全にも影響が出ると思うので会社には真摯(しんし)に向き合ってもらいたいです」と話しています。

一方、会社側は「お客様など関係する皆様にご心配をおかけして申し訳ありません。代わりに業務にあたる社員を探し、運航ができるよう努めます」と話しています。