防衛省所属の20代男性隊員 “大麻クッキー”摂取で懲戒免職

防衛省の情報本部に所属する20代の男性隊員が先月、大麻に似た成分が入ったクッキーなどを摂取したとして、懲戒免職されました。

防衛省によりますと、東京 市谷の情報本部に所属する20代の男性隊員は、先月11日、勤務時間外に東京 池袋の店舗で大麻に似た成分が入ったクッキーとリキッドを購入し、隊舎の中で摂取したということです。

クッキーとリキッドには、いわゆる“大麻グミ”に含まれ、今月2日から規制対象の薬物に追加された「HHCH」の成分が入っていたということで、摂取後に体調不良を訴えて病院に搬送され、発覚したということです。

調査に対して隊員は「ストレスから逃れるために使った」と話しているということで、防衛省は22日付けで懲戒免職にしました。

情報本部は各国の軍事情報を集約し、分析している機関で、自衛隊の電波収集施設や人工衛星で得た情報や画像など極めて秘密レベルの高い情報を日常的に扱っています。

防衛省は「このような事案が発生し誠に遺憾です。今後はよりいっそう服務指導を徹底し、再発防止に努めていきます」とコメントしています。