韓国国防相 “北朝鮮の偵察衛星に日本メーカーのカメラ搭載”

韓国のシン・ウォンシク国防相は、北朝鮮がことし5月に打ち上げに失敗した軍事偵察衛星に日本の精密機器メーカーのカメラが搭載されていたと明らかにしました。

韓国のシン・ウォンシク国防相は21日、国会の国防委員会に出席し、北朝鮮情勢について報告しました。

北朝鮮がことし5月に打ち上げに失敗した軍事偵察衛星の残がいを海中から引きあげ調べたということです。

衛星には日本の精密機器メーカーのカメラが搭載されていたとしています。

これは、北朝鮮が外国の民生品を軍事転用して衛星開発を進めていることを示したものです。

一方で、解像度などの詳細については言及しませんでした。

また、北朝鮮が11月に軍事偵察衛星を打ち上げたと発表したことに関連し、シン国防相は衛星には同じ水準のカメラが搭載されているという見方を示しました。

北朝鮮をめぐっては、これまでにも国際的な経済制裁の網をかいくぐって不正に外国から入手した民生品を軍事転用していると、国連安全保障理事会の制裁パネルなどが指摘しています。