日本年金機構の後任理事長 大竹和彦氏を充てる人事を了解 政府

政府は22日の閣議で、11年にわたって日本年金機構の理事長を務めた水島藤一郎氏の後任に、農林中央金庫の代表理事専務などを務めた大竹和彦氏を充てる人事を了解しました。

大竹氏は64歳。

農林中央金庫の大阪支店長や代表理事専務などを歴任し、おととしからは農林中金総合研究所の会長などを務めていました。

大竹氏の任期は来月1日から2年間です。

日本年金機構を所管する武見厚生労働大臣は、閣議のあとの記者会見で「水島氏は従来の極めて硬直的な組織をより効果的に再構築していくうえで、大変重要な役割を担っていただいた。大竹氏にはこれまで取り組んできた、事務の効率化や利用者の利便性の向上など、豊富な知識と経験を生かして組織運営を行っていただけると判断した」と述べました。