山形 飛島 木が倒れ電線に引っ掛かる 島全体が停電のおそれ

21日朝、山形県内で唯一の離島である酒田市の飛島で、県道沿いの斜面の木が雪の影響で倒れ道路をふさぎました。市によりますと木が電線に引っ掛かっていて、万が一、切れた場合は島全体が停電するおそれがあるということで、天候の回復を待って島に渡り現場を確認することにしています。

21日午前6時前、酒田市の飛島にある「とびしま総合センター」の近くの県道で、除雪をしていた作業員が道路沿いの斜面の木が倒れふさいでいるのを見つけ、市に連絡をしました。

木は太さ30センチ以上のマツで電線に引っ掛かっていて県道も通行止めになっています。

市によりますと、21日午後8時の時点で停電は発生していませんが、電線が切れた場合は島全体が停電になり、水道の供給も停止するおそれがあるということです。

飛島には現在90人ほどが暮らしていて、市は関係機関と協議しながら、22日以降の天候の回復を待って島に渡り現場の確認をする予定です。

そのうえで作業の方針などを決めるため、21日の時点で復旧のめどがたっていないということです。

市は住民に対して、自宅で待機して水を確保するとともに、天候の影響できょうも欠航した飛島と酒田港を結ぶ定期船が運航できるようになった場合は酒田市内などに移動するよう呼びかけています。

飛島にある施設の「とびしま総合センター」によりますと、21日夜は停電になった場合に備えてセンターを開けて職員が対応するほか、発電機や石油ストーブの準備を行っているということです。