スマホ向けゲーム開発「エイチーム」個人情報93万人分漏えいか

スマートフォン向けのゲームの開発や情報サイトの運営などを手がける名古屋市のIT企業「エイチーム」は、サービスの利用者などおよそ93万人分の個人情報が漏えいした可能性があることを明らかにしました。インターネット上で個人情報を含むファイルが見られるようになっていて、最も古いファイルは6年以上、閲覧可能だったということです。

名古屋市に本社がある「エイチーム」によりますと、サービスの利用者や取引先、採用選考に応募した人などおよそ93万人分の個人情報が漏えいした可能性があるということです。

個人情報を含むファイルがインターネット上で見られるようになっていて、氏名やメールアドレス、住所や電話番号などが漏えいした可能性があるとしています。

ファイルを閲覧できる範囲の設定をミスしたことが原因で、最も古いファイルは2017年3月から閲覧可能だったということです。

先月22日にアクセスを制限する措置をとり、個人情報を閲覧できる状態は解消したということで、現時点で不正利用などの被害は確認されていないとしています。

「エイチーム」は、「多大なるご迷惑とご心配をおかけし、心より深くおわび申し上げます。今回の事態を重く受け止め、再発防止に向けて個人情報の管理強化に努めます」などとコメントしています。