ウクライナ 来年にFPV無人機100万機製造の計画明らかに

ウクライナは、来年、FPVと呼ばれる性能を備えた無人機を100万機製造する計画を明らかにしました。FPVは、自分が操縦しているような感覚で上空からの映像を確認できるものでウクライナは、ロシアに対する技術的な優位も確保して戦況を好転させたい考えです。

ロシアの軍事侵攻が続くウクライナのゼレンスキー大統領は、今月19日の記者会見で、無人機の生産能力を強化して来年には、100万機の製造を目指す考えを示しました。

100万機の無人機について、ウクライナのカミシン戦略産業相は20日、FPVと呼ばれる性能を備えたタイプだと明らかにしました。

FPVは、自分が操縦しているような感覚で上空からの映像をリアルタイムで確認できるもので、小型で安価なことも特徴です。

ウクライナ軍はすでに戦地に投入し、ロシア軍も積極的に活用していて、双方にとってFPVは、攻撃を進める上で極めて重要な兵器となっています。

カミシン戦略産業相は来年はFPVに加えて、航続距離が数百キロの攻撃用無人機を1万機、1000キロを超える攻撃用の無人機を1000機以上製造する計画も明らかにし、ロシアに対する技術的な優位も確保して戦況を好転させたい考えを示しました。