新潟女児殺害 上告退ける決定 無期懲役の判決確定へ 最高裁

5年前、新潟市で小学2年生の女の子を殺害し、線路に遺体を遺棄したとして殺人などの罪に問われた被告に対する裁判で、最高裁判所は21日までに上告を退ける決定をし、無期懲役の判決が確定することになりました。

新潟市西区の小林遼被告(29)は2018年5月、下校途中だった小学2年生の女の子を車ではねて連れ去り、わいせつな行為をしたうえ、首を絞めて殺害して線路に遺体を遺棄したとして殺人などの罪に問われました。

1審で検察は死刑を求刑し、弁護側は殺意はなかったとして、重くても懲役10年が妥当だと主張しましたが、新潟地方裁判所は無期懲役の判決を言い渡しました。

2審の東京高等裁判所も無期懲役を言い渡し、弁護側が上告していました。

この裁判について最高裁判所第1小法廷の安浪亮介裁判長は、21日までに上告を退ける決定をし、無期懲役の判決が確定することになりました。