石川 能登で竜巻など突風発生か “さらに発生のおそれ”気象庁

21日夕方、石川県能登で竜巻などの突風が発生したとみられるとして、気象庁は竜巻注意情報を発表しました。石川県能登と加賀では今後、さらに発生するおそれがあるとして、十分注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、21日午後3時40分ごろ羽咋市粟生町で突風の被害が出ているという情報が寄せられたということです。

このため、気象庁は午後5時10分に竜巻注意情報を発表しました。

石川県の能登と加賀ではこのあとも大気の不安定な状態が続く見込みで、竜巻などの突風が今後、さらに発生するおそれがあります。

気象庁は、雷や急な風の変化、それに「ひょう」が降るなど、積乱雲が近づく兆しがある場合は突風に十分注意し、頑丈な建物などの中で安全を確保するよう呼びかけています。

羽咋市に複数の被害情報

石川県の羽咋市によりますと、竜巻とみられる突風が発生し、市内の千里浜町や兵庫町付近から「倉庫の金属製の屋根がめくれた」とか「壁の一部が飛んだ」といった複数の情報が寄せられているということです。

また、地元の消防によりますと、けが人など人的被害は出ていないということです。