“再発防止策 若い世代の党員から意見聴き報告を” 首相が指示

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件を受けて、岸田総理大臣は党の青年局の幹部に対し、全国の若い世代の党員から再発防止策などについて意見を聴き取り、速やかに報告するよう指示しました。

岸田総理大臣は21日、総理大臣官邸で、自民党青年局の中曽根康隆局長代理らとおよそ30分間、会談しました。

この中で岸田総理大臣は、自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件を受けて「自民党全体として危機感を共有し、一致団結して取り組まなければならない。今ほど国民の声を謙虚に聴かなければならない時はない」と述べました。

そのうえで、地方議員や都道府県連の青年局のメンバーといった全国の若い世代の党員から再発防止策などについて意見を聴き取り、速やかに報告するよう指示しました。

中曽根氏は、記者団に対し「耳をふさぎたくなるような大変厳しい声も多数入ってくると思うが、自民党の自浄作用を機能させるためにも、岸田総理大臣には正面から受け止めてもらいたい。政治資金のあり方など、具体的な提案も報告したい」と述べました。