千葉 市原 スクラップ置き場で火事 鎮火のめどたたず

21日未明、千葉県市原市で鉄くずなどが積み上げられているスクラップ置き場から火が出ました。およそ16時間たって火の勢いは弱まってきていますが、鎮火のめどはたっておらず消火活動が続けられています。

21日午前1時35分ごろ、千葉県市原市千種海岸にある金属スクラップの輸出などを行う「常※ゲン産業」のスクラップ置き場から火が出ました。

現場には鉄くずやプラスチックなどおよそ1600立方メートルのスクラップが積み上げられていて、消防が消火活動にあたっています。

通報からおよそ16時間たった午後5時半の時点で火の勢いは弱まってきているものの鎮火のめどはたっていません。

この火事によるけが人はいないということです。

千葉県や消防によりますと、このスクラップ置き場では3年前にも火事が起きたということです。

現場はJR内房線の五井駅から西へおよそ3キロ離れた工場などが建ち並ぶ場所で、警察が周辺の道路を通行止めにして現場に近づかないよう呼びかけています。

※ゲンは「さんずい」に「元」

住民などから不安の声も

近くに住む70代の男性は「川沿いを歩いていると煙がひどく上がっていてむせるような状態でした。鼻をつくような臭いで、1時間半くらい歩いて戻ってきたときにもまだ燃え続けていてびっくりしました。一刻も早く鎮火してほしいです」と話していました。

近くの工場で働いている40代の男性は「事務所の2階から黒い煙が見えました。近くで仕事をしてるので火がこちらまで広がらないか不安です。数年前にも同じ場所で火災があったと記憶しています。事業者には何らかの対策を取ってほしいと思います」と話していました。