自民 政調会長に渡海紀三朗氏 起用の方向で調整

岸田総理大臣は、辞表を提出した自民党安倍派の萩生田政務調査会長の後任に、無派閥の渡海紀三朗元文部科学大臣を起用する方向で調整に入りました。

渡海氏は、衆議院兵庫10区選出の当選10回で、75歳。

自民党では無派閥で活動しています。

安倍晋太郎元外務大臣の秘書などを経て、1986年の衆議院議員選挙で初当選しました。

1993年に自民党を離党して新党さきがけの結成に加わり、党の政策調査会長などを務めました。

その後、自民党に復党し、これまでに文部科学大臣や総理大臣補佐官などを務めました。

岸田総理大臣としては、政治経験が豊富で派閥に所属しておらず、政治資金パーティーをめぐる問題に関与していない渡海氏を起用することで、体制の立て直しを図るねらいがあるものとみられます。