韓国軍 米B1爆撃機が朝鮮半島に展開 日米韓共同訓練実施と発表

韓国軍は、アメリカのB1爆撃機が朝鮮半島に展開するなか、日米韓3か国の戦闘機が参加して共同訓練を実施したと発表しました。北朝鮮の脅威を抑止するため、3か国の安全保障協力を強化するとしています。

韓国軍の合同参謀本部は、アメリカ空軍のB1爆撃機が20日、朝鮮半島上空に展開したと発表しました。

また、爆撃機の展開と連携し、韓国南部チェジュ(済州)島の東側にある日韓両国の防空識別圏が重なる空域で、日米韓3か国の戦闘機が参加して共同訓練を実施したということです。

航空自衛隊と米韓両空軍の共同訓練は、ことし10月に初めて実施されて以来、2回目です。

北朝鮮はB1爆撃機を強く警戒していて、韓国メディアは、グアムにあるアメリカ空軍の基地から飛び立った場合、大量の爆弾を搭載して2時間以内に朝鮮半島上空に展開できると伝えています。

韓国軍は「固体燃料式のICBM=大陸間弾道ミサイル発射など、北の核・ミサイルの脅威に共同で強力に対応する意志を示すため、訓練を計画した」としていて、3か国の安全保障協力を強化する姿勢を強調しました。