日本製鉄の米企業買収 脱炭素化など連携強化期待 鉄鋼連盟会長

鉄鋼メーカー国内最大手の日本製鉄が、アメリカの大手鉄鋼メーカーの買収を決めたことについて、日本鉄鋼連盟の北野嘉久会長は記者会見で、脱炭素化などの面で日米の鉄鋼業界の連携強化につながることに期待を示しました。

日本製鉄は18日、アメリカの大手鉄鋼メーカー「USスチール」を買収することで両社の間で合意したと発表し、買収額はおよそ2兆円にのぼる見通しです。

この買収合意について、日本鉄鋼連盟の北野会長は20日の定例会見で、「今回の買収提案が成立することで、カーボンニュートラルを中心に、日本とアメリカの鉄鋼業の連携がさらに深まる」と述べ、脱炭素化などの面で、日米の鉄鋼業界の連携強化につながることに期待を示しました。

そのうえで、北野会長は国内業界大手、JFEスチールの社長を務める立場から、「アメリカの鉄鋼市場は安定的で今後も成長が見込まれる。経済安全保障の視点からも、底堅い収益をあげられる事業がいくつかあるのではないかと見ている。個社としても、アメリカ国内の鉄鋼事業というのはチャンスがあれば検討していきたい」と述べ、アメリカ市場での、さらなる事業の展開について検討していく考えを示しました。