ボクシング 井上尚弥と対戦するタパレスが練習公開

12月に行われるプロボクシング、スーパーバンタム級の4団体王座統一戦で、井上尚弥選手と対戦するフィリピンのマーロン・タパレス選手が練習を公開し「自信は強くなっている」と意気込みを話しました。

タパレス選手はWBA=世界ボクシング協会とIBF=国際ボクシング連盟のスーパーバンタム級の2団体統一チャンピオンで、WBC=世界ボクシング評議会、WBO=世界ボクシング機構で同じ階級の2団体統一チャンピオンである井上選手と主要4団体の王座統一をかけて12月26日に都内で対戦します。

19日に来日したタパレス選手は20日、横浜市のジムで練習を公開し、井上選手が所属するジムの大橋秀行会長や、井上選手の父親の真吾トレーナーも視察しました。

タパレス選手は時折笑顔を見せながらシャドーボクシングなどを行ったあと、グローブをつけましたが、井上陣営が警戒する破壊力のあるパンチは見せず、サンドバッグを軽く打ち込む程度にとどめました。

タパレス選手は、井上選手の印象について「チャンピオンなのでうまい。『うまい』ということばにはスピードとパワーも含まれている」と話しました。

井上選手より優れている点を問われると「試合で分かるので楽しみにしてほしい」と述べたうえで「自信は強くなっている。勝つ確率は2000%だ」と意気込みを示しました。