サルがたき火にあたって暖をとる様子を公開 愛知 犬山

愛知県犬山市の「日本モンキーセンター」では、冬の風物詩として親しまれているサルがたき火にあたって暖をとる様子がメディア向けに公開されました。

日本モンキーセンターでは、毎年、冬至の時期からおよそ130頭の「ヤクシマザル」が暮らす飼育施設にたき火を用意し、サルたちが暖をとる姿を公開しています。

1959年の伊勢湾台風で倒れた木などを飼育員が燃やしてたき火をしていたところ、サルたちが近寄って暖をとり始めたことがきっかけとされ、その後60年以上続く冬の風物詩となっています。

20日はメディア向けに公開され、サルたちは火を怖がる様子もなくたき火に近寄り、背中やおなかを向けて気持ちよさそうな表情で体を温めていました。

また、飼育員がたき火の中で温めた焼き芋を取り出すと、サルたちは一斉に駆け寄り、ほかほかの芋をほおばったり池の水で冷ましてからかじりついたり、それぞれの食べ方で味わっていました。

飼育員の堀川晴喜さんは「野生動物は火を怖がることが基本ですが、このサルたちは生まれたときから火に慣れているので、なかなか見られない光景を楽しんでほしいです」と話していました。

たき火の様子は冬至の22日と、来年1月28日までの土・日・祝日、正月の三が日に、午前11時半から午後2時まで公開されます。