岸田首相 「報道写真展」訪れ ことし1年を振り返る

岸田総理大臣は都内で開かれている「報道写真展」を訪れ、ロシアによる侵攻が続くウクライナの写真などを見て回り、ことし1年を振り返りました。

「報道写真展」はNHKや新聞社などが加盟する東京写真記者協会が毎年開いていて、岸田総理大臣は20日午前、東京 中央区の会場を訪れ、およそ300点の写真を見て回りました。

会場には
▽ウクライナの首都キーウで停電の中、スマートフォンの光を頼りに絵を描く女性や
▽野球のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックで日本代表が優勝した瞬間の写真などが展示されていて
岸田総理大臣は時折、足を止めながら見入っていました。

また
▽ことし5月のG7広島サミットの際に各国首脳らと並んで撮影した写真や
▽8月の日米韓3か国による首脳会談の写真にサインをしていました。

岸田総理大臣は記者団に対し、「ロシアによるウクライナ侵略に続いて、中東情勢の緊迫化など平和や人間の尊厳について考えさせられる出来事が次々と起こった1年だった。平和に対する思いを強く持ち、あすは必ずきょうよりよくなる日本を作っていきたい」と述べました。