株価 一時600円以上値上がり 日銀の金融緩和継続の見方から

20日の東京株式市場、日銀が当面金融緩和を継続するとの見方が広がったことなどから、日経平均株価は、一時600円以上値上がりしています。

株価が上昇しているのは、日銀の植田総裁が19日の会見で、「賃金と物価の好循環が強まっていくか、なお見極める必要がある」と述べたことで、日銀が当面金融緩和を継続するとの見方が広がったためです。

また、19日のニューヨーク市場でダウ平均株価が5営業日連続で史上最高値を更新したことも株価を押し上げる要因となっています。

円相場 1ドル=144円前後で取り引き

一方、外国為替市場でも植田総裁の19日の会見以降、日銀が当面金融緩和を継続するとの見方から、円を売ってドルを買う動きが強まり、20日は1ドル=144円前後で取り引きされています。

さらに、国債の市場では日本国債を買う動きが強まり、長期金利がことし8月以来、4か月ぶりに0.6%を下回りました。