韓国 ユン大統領 新外相に元国連大使のチョ・テヨル氏を指名

韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は、現在のパク・チン(朴振)外相に代わり、元国連大使のチョ・テヨル(趙兌烈)氏を新しい外相に指名しました。韓国メディアは、パク外相が来年の総選挙に立候補することに伴うものだと伝えていて、チョ氏は国会での聴聞会を経て、正式に就任することになります。

韓国大統領府は19日、ユン・ソンニョル大統領が、パク・チン外相に代わり、元国連大使のチョ・テヨル氏を新しい外相に指名したと発表しました。

チョ・テヨル氏は外交官出身で、これまで韓国外務省の第2次官などを歴任してきました。

韓国メディアは、パク外相が来年4月の総選挙に立候補する予定で、今回の交代は選挙準備に伴うものだなどと伝えています。

また、韓国の情報機関、国家情報院の院長が、先月辞任したことを受けて、ユン大統領は後任の院長に、大統領府のチョ・テヨン(趙太庸)国家安保室長を指名しました。

いずれも、国会での聴聞会を経て、正式に就任することになります。

韓国では、ことし10月にも国防相が交代していて、韓国の通信社、連合ニュースは、外交や安全保障のトップの相次ぐ交代で、今後、北朝鮮による核・ミサイルの脅威への対応が最優先で求められると指摘しています。