子ども送迎バスの安全装置 今月末までに85.7%設置完了見込み

保育園などの送迎バスに子どもが置き去りになる事故を防ぐための安全装置について、国は、今月末までに全体の85.7%で設置が完了する見込みだと公表しました。今年度末までにすべての設置が進むよう自治体を通じて呼びかけることにしています。

去年9月、静岡県で3歳の女の子が通園バスの車内に取り残されて死亡した事故を受け、国はことし4月から送迎バスに安全装置を設置するよう義務づけています。

対象となるのは、全国の保育所や幼稚園など合わせておよそ2万5000施設にある5万4000台余りで、こども家庭庁などが設置状況を調べたところ、
▽10月末までに完了した車両が全体の72.5%で、
▽今月末までに完了する予定のものも合わせると85.7%だったということです。

ただ、10月末時点で設置完了している割合を施設別にみると、
▽幼稚園や保育所、認定こども園では90%を超えているのに対し
▽指定児童発達支援事業所では55.2%、
▽放課後等デイサービスでは56.8%と、特に障害児のための施設で設置が進んでいないということです。

大きな音が苦手など障害の特性に適した装置を選ぶのに時間がかかっていることなどが影響しているということで、こども家庭庁は自治体に対し個別に事業者の相談に応じるよう呼びかけるなどして年度末までの設置完了を目指したいとしています。

加藤こども相「100%達成へ徹底」

加藤こども政策担当大臣は閣議のあとの記者会見で「子どもたちの命を守るために必要な措置であり、経過措置が終了する来年3月末までに100%達成できるよう、こども家庭庁としても引き続き自治体への周知などを徹底していきたい」と述べました。