マフィン食べ腹痛 食中毒原因の細菌検出されず 行政処分見送り

先月、イベントで販売された東京 目黒区の焼き菓子店のマフィンを食べた複数の人が腹痛などを訴えた問題で、保健所は分析の結果、食中毒の原因となる細菌が検出されなかったとして、店への行政処分を見送りました。

11月11日と12日の2日間、東京ビッグサイトで開かれていたイベントで、目黒区内の焼き菓子店がマフィンを販売し、食べた人が腹痛やおう吐、下痢の症状を訴えました。

目黒区保健所によりますと、症状を訴えた人はこれまでに10人確認されていていずれも症状は軽く、その後、回復したということです。

保健所が、店に立ち入り検査を行うとともに患者7人の便と15個のマフィンを分析した結果、食中毒の原因となる細菌が検出されなかったとして、12月15日、営業停止といった店への行政処分を見送ることを決めました。

保健所によりますと、店はこれまでに返金などの対応を進め、現在は自主的に営業を休止しているということです。

店はホームページで「食べたお客さまに深くおわびするとともに、保健所や警察の指導に従い真摯(しんし)に対応します」と謝罪しています。