「NHK歳末たすけあい」障害者施設に陶芸用の電気窯を贈呈

今月1日に始まった「NHK歳末たすけあい」に寄せられた募金の一部から、東京都内の障害者施設に、利用者の就労支援に使われる陶芸用の電気窯が贈られました。

東京 練馬区の障害者施設「やすらぎの杜」では18日、「NHK歳末たすけあい」の贈呈式が行われ、寄せられた募金を使って陶芸用の電気窯が贈られました。

施設では、利用者たちが就労や社会参加のために、陶芸に取り組み作品を販売していますが、電気窯が老朽化して、ほとんど使えず、買い替える必要があったということです。

施設を運営する「章祐会」の馬場康雄理事長は「経営が厳しくて難しかったので本当に感謝しています。新しい窯は、これまでより大きな作品を焼けるようなので、多くの人たちに喜んでもらえるような作品をつくってほしいです」と話していました。

施設を利用し、陶芸作品を作っている和気知美さんは「とてもいいと思います。前よりたくさん作りたいです」と話していました。

「NHK歳末たすけあい・海外たすけあい」は、今月25日まで、全国のNHKの放送局をはじめ、共同募金会や日本赤十字社、それに、郵便局や一部金融機関のほか、インターネットでも受け付けています。