アメフト 甲子園ボウル 関西学院大が大会初の6連覇で優勝

アメリカンフットボールの大学日本一を決める甲子園ボウルが行われ、関西学院大が法政大に61対21で勝って、大会初の6連覇で34回目の優勝を果たしました。

ことしの甲子園ボウルは関西学院大と、17年ぶり6回目の優勝を目指す法政大が対戦しました。

関西学院大は第1クオーターの8分過ぎ、クオーターバックの星野秀太選手が18ヤードを走り切り、先制のタッチダウンを決めました。

さらに3分後に、星野選手からの38ヤードのロングパスをワイドレーシーバーの五十嵐太郎選手がキャッチしてタッチダウンを決めるなどして、関西学院大が前半の第2クオーターまでに33対7とリードしました。

その後も関西学院大の攻撃の勢いは衰えず、星野選手から五十嵐選手へのタッチダウンパスが再び成功するなどして得点を重ね、この試合8つのタッチダウンを奪って61対21で勝ちました。

関西学院大は部員の薬物事件で廃部が決まった日本大学と並んでいた連覇の記録を更新して大会初の6連覇を成し遂げ、史上最多を更新する34回目の優勝を果たしました。

法政大は第2クオーター終了間際にパスプレーでランニングバックの新井優太選手がタッチダウンを決めるなどしましたが、3つのタッチダウンにとどまり、及びませんでした。

関西学院大 星野「タッチダウンパスは狙っていた形」

関西学院大の攻撃をけん引し、最優秀選手に選ばれた星野選手は「五十嵐選手とは同じ2年生で、きょうのタッチダウンパスは狙っていた形でした。皆さんに喜んでもらえて最高です。来年もここに戻って来られるよう頑張りたいです」と話していました。

また、キャプテンの海崎琢選手は「6連覇はOBの先輩たちの積み重ねがあったおかけで達成できたものなので、まずはそこに感謝したいです。試合は前半に得点を重ねたおかげで、ディフェンスの気持ちも楽になり、勝利につなげられたと思います」と話していました。