ノーベル賞とイグ・ノーベル賞の受賞者が対談する催し 東京

ノーベル賞の受賞者と、そのパロディーのイグ・ノーベル賞の受賞者が対談する催しが17日に都内で開かれ、知的好奇心の大切さなどについて意見を交わしました。

東京 江東区にある日本科学未来館で開かれたこの催しは、ノーベル賞のパロディとしてユニークな研究に贈られるイグ・ノーベル賞の公式イベントとして開かれ、イグ・ノーベル賞の受賞者4人とともに、ノーベル賞を2015年に受賞した物理学者の梶田隆章さんが「なぜ科学をするのか」をテーマに対談しました。

この中で、2012年におしゃべりのうるさい人を黙らせる装置を発明して、イグ・ノーベル賞を受賞した津田塾大学教授の栗原一貴さんが「なぜ科学をするかというと知的好奇心以外には考えられませんが、劣等感も強烈な原動力になります。私はコミュニケーションが苦手なので研究するようになりました」と話していました。

これに対し、梶田さんは「研究の原動力は知的好奇心ですが、ポジティブさも重要です。ネガティブに考えるとだいたいうまくいきません」と、20年以上前に研究で大失敗した思い出を紹介しながら語りました。

対談のあと梶田さんは「イグ・ノーベル賞の受賞者と共通点を強く感じました。知的好奇心に基づいた多様な研究ができる環境が重要だと思います」と話していました。