自見万博相 万博の「大屋根」視察「理念感じるシンボル」

自見万博担当大臣は、大阪・関西万博のシンボルとして建設中のリング型の木造建築物「大屋根」の工事現場を就任後初めて視察し、『多様でありながら、ひとつ』という万博の理念を感じられると意義を強調した上で、機運醸成に取り組む考えを強調しました。

自見万博担当大臣は、16日大阪市の大阪・関西万博の会場予定地を訪れ、就任後初めて、万博のシンボルとされるリング状の木造建築物、「大屋根」の工事現場を視察しました。

自見大臣は「大屋根」の上にのぼり、博覧会協会の幹部から全体の4割ほどで着工しているという、工事の進ちょく状況について説明を受けました。

視察のあと自見大臣は記者団に対し「着実に建設が進んでいるという印象を受けた。上から見渡すと、およそ160か国の国々などが1つの大きな会場の中にあるという、まさに『多様でありながら、ひとつ』という万博の理念を多くの方に感じていただけるシンボルになると確信をした」と意義を強調しました。

その上で「まだまだ課題はあるが、さまざまな取り組みを通じて全国的な機運醸成にしっかりと取り組んでいきたい」と述べました。

一方、万博の経費の全体像については「精査を行っているところであり、できるだけ早急に示したい」と述べました。