卓球 女子の国際大会 早田ひな 世界3位の中国選手に惜敗

世界ランキングの上位選手で争う卓球・女子の国際大会が15日、名古屋市で開幕し、パリオリンピックの代表選考ポイントでトップに立つ世界5位の早田ひな選手は初戦で世界3位の中国・陳夢選手と対戦し、ゲームカウント2対3で惜しくも敗れました。

卓球・女子の世界ツアー、今シーズンのファイナルとなる大会は名古屋市で3日間の日程で行われます。

おととし、新たな世界ツアーとなって以来、初めての日本開催で、シングルスでは世界ランキング上位の選手16人が出場しています。

パリオリンピックの代表選考ポイントでトップに立つ世界5位の早田選手は1回戦で、東京オリンピックの金メダリストで世界3位の中国・陳選手と対戦しました。

早田選手は第1ゲームを5対11で落としましたが、第2ゲームでは得意の強烈なフォアハンドで得点を重ねると、勝負どころのショットも決まり、17-15で取り返しました。

その後、1ゲームずつを取り合い、迎えた最終第5ゲーム、早田選手は粘りを見せたものの、陳選手の多彩なショットに苦しめられて7対11で落とし、ゲームカウント2対3で惜しくも敗れました。

また、世界14位で15歳の張本美和選手は1回戦で世界1位の孫穎莎選手と対戦し、こちらも強敵相手に互角に渡り合い、最終ゲームまで持ち込みましたが最後は力負けし、ゲームカウント2対3で敗れました。

一方、世界10位で代表選考ポイントで3位につける伊藤美誠選手は、世界11位のプエルトリコの選手と対戦し、ゲームカウント3対1で勝って準々決勝に進みました。

伊藤選手は、16日の準々決勝で早田選手を破った中国の陳選手と対戦します。