日本とASEAN特別首脳会議 きょう開幕

日本とASEAN=東南アジア諸国連合の特別首脳会議が、16日から東京で開かれます。岸田総理大臣としては、国際情勢が厳しさを増す中、経済や安全保障など、幅広い分野での連携を強化し、地域の平和と安定につなげていきたい考えです。

日本とASEANの特別首脳会議は、両者の友好協力関係がことしで50年の節目となったことを踏まえて、16日から3日間の日程で開かれます。

会議は、16日夜の晩さん会で開幕し、岸田総理大臣がスピーチを行うほか、17日からの本格的な討議では、地域情勢や国際課題などをテーマに、各国首脳が意見を交わし、その成果を共同声明などにまとめる見通しです。

岸田総理大臣としては、海洋進出を強める中国の動向など国際情勢が厳しさを増す中、法の支配に基づく自由で開かれた秩序を守る重要性をASEAN各国に呼びかけることにしています。

そして、50年間積み上げてきたASEANとの関係を土台に、経済や安全保障、それに人的交流や気候変動対策など幅広い分野での連携を強化し、地域の平和と安定につなげていきたい考えです。

また岸田総理大臣は、首脳会議にあわせて各国首脳との個別の会談も行い、2国間協力の推進も図る方針です。