中国 北京 地下鉄事故100人余けが 雪でブレーキきかなかったか

中国の首都、北京で14日夜、地下鉄の地上を走る区間で、車両の連結部分が外れる事故があり、100人余りが骨を折るけがをしました。北京は今週から雪に見舞われていて、交通当局は雪の影響で車両のブレーキがきかなくなったことが原因とみて調べています。

事故があったのは、北京郊外を走る地下鉄「昌平線」で、中国メディアによりますと、日本時間の14日午後8時ごろ、最後尾から2両の車両の連結部分が走行中に外れました。

事故は、地上を走る区間で起き、北京の交通当局によりますと、この事故で100人余りが骨を折るけがをしました。

NHKが15日朝に現場付近で撮影した事故車両の映像からは、車両の連結部分が大きく壊れている様子のほか、別の箇所では前の車両に後ろの車両がのめり込み、追突したとみられる様子も確認できます。

北京は、今週から雪に見舞われていて、現場で対応に当たっていた鉄道当局の関係者はNHKの取材に対し、雪の影響を受け脱線した可能性があるという見方を示しました。

交通当局はこれまでの調べで、雪の影響で下り坂にあった一部の車両のブレーキがきかなくなったことが原因とみていて、さらに詳しい状況を調べています。