立民 長妻政調会長「下野して政権禅譲を」野党各党の反応は

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、岸田総理大臣は安倍派の4人の閣僚を交代させます。

野党各党の反応です。

立民 長妻政調会長「下野して政権禅譲を」

立憲民主党の長妻政務調査会長は記者会見で「なぜ安倍派だけ交代になるのか、全く分からない。二階派や岸田派についても報道があり、同様の措置をとると組閣が出来なくなるのであれば、下野して、政権を禅譲することも真剣に考えなければいけない。問題をわい小化して逃げ切ろうと考えているとしたら、国民から大きなしっぺ返しが来る」と述べました。

維新 藤田幹事長「あしき文化は徹底的にたたきつぶさないと」

日本維新の会の藤田幹事長は記者会見で「安倍派だけに問題をかぶせようという意図が 仮にあるのなら、おかしな話だ。自民党の議員はみずからの胸に手を当てて告白し、悔い改めるべきだ。私が自民党総裁なら全議員を対象に調査を行う。あしき文化は徹底的にたたきつぶさないといけない」と述べました。

共産 小池書記局長「けじめをつけたことにはならない」

共産党の小池書記局長は記者会見で「安倍派の閣僚や党の役員が『けじめをつけるために辞表を出した』と話しているがけじめをつけたことにはならない。何も語らず、ただいなくなるのは、国民から見れば全く納得のいく対応ではない。真相を明らかにすることが必要だ」と述べました。

国民 玉木代表「自民全体にまん延している裏金問題 明らかに」

国民民主党の玉木代表は記者団に対し「国民は疑惑のある大臣に閣外に去ってくれと求めているのではなく、何が行われ、それが2度と起こらないのかを知りたがっている。安倍派に限らず、そもそも自民党全体にまん延している裏金問題の全体像がどうなっているか明らかにするのが先で順番が間違っている」と述べました。