岡山 巡査長が捜査で不正入手か 関係先から他人名義通帳

岡山市内の警察署で証拠品の現金を盗んだ疑いがあるとして事情を聴かれている30代の巡査長の関係先から、巡査長が捜査で関わった他人の名義の通帳が見つかっていたことが捜査関係者への取材で分かりました。通帳は遺体で見つかった人のもので、事件性を調べるため巡査長が現場を訪れていたということで、警察は捜査の過程で不正に入手した疑いもあるとみて調べています。

岡山南警察署の30代の巡査長は、事件の証拠品として署内の保管庫で管理されていた現金およそ320万円を盗んだ疑いがあるとして岡山県警察本部から任意で事情を聴かれています。

その後、警察が巡査長の関係先を調べたところ、巡査長が捜査で関わった他人の名義の通帳が見つかっていたことが、捜査関係者への取材で新たにわかりました。

通帳は、岡山南警察署の管内で遺体で見つかった人のもので、巡査長は事件性がないかを調べるため同僚とともに現場を訪れていたということです。

警察は、捜査の過程で不正に入手した疑いもあるとみて調べています。

岡山県警察本部監察課は、「現時点ではコメントできない」としています。