閣僚人事 総務大臣に麻生派の松本剛明氏起用へ 鈴木氏の後任

岸田総理大臣は鈴木総務大臣を交代させ、後任に自民党麻生派の松本剛明・前総務大臣を起用する意向を固めました。

松本氏は衆議院兵庫11区選出の当選8回で、64歳。

麻生派に所属しています。

銀行員を経て、父親の松本十郎・元防衛庁長官の秘書を務めた後、2000年の衆議院選挙で当時の民主党から初当選しました。

民主党政権では外務大臣や衆議院議院運営委員長を務めましたが、民主党が野党に転じたあと、安全保障法制をめぐる考え方の違いを理由に離党して無所属となり、その後、自民党に入党しました。

そして、去年11月、辞任した寺田・元総務大臣の後任として総務大臣に起用され、ことし9月の内閣改造まで務めました。

岸田総理大臣としては、閣僚経験者で、麻生派に所属する松本氏を起用することで早急に体制の立て直しを図る狙いがあるものとみられます。