今月7日、北海道函館市の海岸にイワシやサバなどの魚がおよそ1キロにわたって打ち上げられた映像について、イギリスの大衆紙「デイリー・メール」はSNSの「TikTok」に、「日本で“汚染水”が放出された3か月後に大量の死んだ魚が打ち上げられた」などと投稿しました。
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イワシ打ち上げ イギリスの処理水関連報道訂正申し入れ 外務省
北海道函館市の海岸にイワシなどが大量に打ち上げられた映像を、イギリスのメディアが福島第一原発の処理水放出と関連があるかのように報じているとして、外務省は「誤解を生じさせる発信は遺憾だ」として、訂正するよう申し入れました。
イワシ打ち上げは「処理水」の影響?海外で根拠ない情報が拡散
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これについて外務省は「誤解を生じさせる発信は遺憾だ」として、イギリスの在外公館を通じて、「デイリー・メール」側に訂正するよう申し入れました。
外務省の小林報道官は記者会見で、「科学的根拠に基づかず、イワシの漂着と処理水放出に関連があるかのように報道することは不適切であり、政府としてきちんと対処していきたい」と述べました。