自民 池田衆院議員 寄付約3200万円未記載で収支報告書を訂正

自民党の最大派閥、安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題で、池田佳隆衆議院議員の資金管理団体が去年までの3年間に記載していない、安倍派からの寄付が合わせておよそ3200万円あったとして、政治資金収支報告書を訂正しました。池田議員側は5年間で4000万円を超えるキックバックを受け取っていたとみられていて、事務所は「党からの政策活動費と認識して記載していなかった」などとコメントしています。

自民党の最大派閥、安倍派「清和政策研究会」の政治資金パーティーをめぐる問題で、池田佳隆衆議院議員側はパーティーの収入の一部について、去年までの5年間で4000万円を超えるキックバックを受けていたとみられています。

池田議員の資金管理団体「池田黎明会」は去年までの3年間に、政治資金収支報告書に記載していない安倍派からの寄付が合わせておよそ3200万円あったとして、収支報告書を訂正しました。

訂正は今月8日付けで、池田議員の事務所は「清和政策研究会より受領した金銭について、党から同会を経て支払われる政策活動費であると認識して、政治資金収支報告書には記載していませんでした。しかしながら、政策活動費であることの確証を持つことができなくなり、寄付として記載すべき性質のものであると判断し、訂正しました。政治に対する信頼を損ねてしまったことについて深謝するとともに、今後このような事が起こらないよう、適正かつ適切に政治資金の処理を行ってまいります」などとコメントしています。