モンゴル駐日大使 “エネルギー開発で日本と協力したい”

モンゴルのバヤルサイハン駐日大使が、NHKのインタビューに応じ、モンゴルが誇る豊富な地下資源を生かした新たなエネルギーの開発で日本との協力を深めたいとして、とりわけ、石炭から水素をつくり出す技術やレアメタルの開発の分野での協力に期待を示しました。

今月7日に正式に就任したモンゴルのバヤルサイハン駐日大使は、12日に都内でNHKのインタビューに日本語で応じました。

バヤルサイハン駐日大使は、モンゴルが石炭やウラン、レアメタルなど豊富な地下資源に恵まれているとしたうえで「資源をどう経済に生かしていくかがモンゴルにとって非常に大事だ。新しいエネルギーの開発を日本と協力してやっていきたい」と述べました。

そのうえでとりわけ、石炭から水素をつくりだす日本の技術に注目しているとして、世界で脱炭素化が進む中、次世代エネルギーの開発で日本の支援を求めていく考えを明らかにしました。

また「地下資源からレアメタルを取り出す技術では他国との協力が必要だ。日本との協力を優先してやっていきたい」と述べ、レアメタルの開発でも日本の協力に期待を示しました。

さらにモンゴルの首都近郊に2年前、日本の資金協力で建設された国際空港を生かした観光振興も重視しているとしたうえで、「両国の国民がもっと交流して欲しい。日本の皆さんに是非モンゴルに来て欲しい」と述べ、日本からの旅行客の増加にも期待を寄せました。