社会

大阪 富田林 2歳児置き去り死亡 被告に懲役6年の判決 地裁

去年、大阪 富田林市で2歳の女の子をベビーサークルに置き去りにし、熱中症で死亡させたとして、同居していた男の被告が保護責任者遺棄致死などの罪に問われた裁判で、大阪地方裁判所堺支部は「養育の手間を煩わせることなく、遊びたいという身勝手な目的で尊い命が失われた結果は重大だ」として、懲役6年の判決を言い渡しました。

去年6月、大阪 富田林市の団地で、置き去りにされた小野優陽ちゃん(当時2歳)が熱中症で死亡しました。

祖母の小野真由美被告(47)とともに、同居していた桃田貴徳被告(52)が優陽ちゃんの両腕と両足をテープで縛った上で、ベビーサークルの中に3日間にわたって閉じ込め、十分な水分や食事を与えず熱中症で死亡させたとして、保護責任者遺棄致死と監禁の罪に問われました。

このうちの桃田被告の裁判が先月から始まり、検察が懲役7年を求刑したのに対し、桃田被告は「私はベビーサークルの中に入れていない」などと述べ無罪を主張していました。

13日の判決で大阪地方裁判所堺支部の藤原美弥子裁判長は「被告は優陽ちゃんと家族同様の関係にあった。優陽ちゃんが日頃から十分な食事を与えられていないことや、事件の時も置き去りにして、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに出かけることを黙認していた」と指摘しました。

その上で、「養育の手間を煩わせることなく、遊びたいという身勝手な目的で2歳11か月という尊い命が失われた結果は重大だ」として、懲役6年を言い渡しました。

祖母の小野被告の初公判は来年1月に開かれる予定です。

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