国際

中国 「南京事件」の追悼式典 安定した日中関係の構築にも言及

中国の南京で旧日本軍が多くの市民を殺害したなどとされる「南京事件」の追悼式典が13日に行われ、中国共産党の指導部のメンバーは旧日本軍の行為を非難する一方、安定した日中関係を構築する必要性も強調しました。

中国政府は「南京事件」が起きたとされる12月13日を国家追悼日と定め、毎年、追悼式典を行っていて、13日に江蘇省南京でことしの式典を開きました。

去年は事件から85年の節目で、式典に中国共産党の最高指導部のメンバーが出席しましたが、ことしは、それに次ぐ共産党の政治局委員で、全人代=全国人民代表大会の副委員長を務める李鴻忠氏が出席し、あいさつしました。

この中で李氏は日本と中国の間で議論のある犠牲者の数について、「30万人の同胞が殺された」と改めて主張したうえで、「人類の文明の歴史に極めて暗い1ページを残した」と述べ、旧日本軍の行為を非難しました。

一方で、ことしが日中平和友好条約の締結から45年となることに触れ、日中関係について、「新しい時代の要求にふさわしい、建設的で安定した関係の構築に尽力すべきだ」と強調しました。

岸田総理大臣と中国の習近平国家主席は11月の首脳会談で、「戦略的互恵関係」の推進を再確認するとともに、あらゆるレベルで緊密に意思疎通を重ねていくことで一致していて、中国としては両国関係の安定に向け取り組む姿勢を改めて示した形です。

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